みんなが言っている、うつ病は心の病気は本当なのでしょうか

◇うつ病は心の病気?

普通によく使われる言葉ですが、うつ病は心の病ではありません。気づいたときに心が疲れ果てた状態であるだけで、自分自身が「まだやれる」と思っていても、心も身体も疲れが限界を超えてしまった状態です。結果、脳がうまく機能しなくなり、ホルモン、神経伝達物質のバランスが崩れてしまい、落ち込んだり、やる気が出なかったり、起こりやすくなったりと感情を左右します。うつ病は心の病と表現しますが、誰もがなりえる病気です。

 

◇“心の病“は身体の不調に気づいても頑張ってしまうため

身体は「もう限界だよ」と、疲れている、休んでほしいと訴えているはずです。分かりやすいのは、治らず続く胃腸炎や首・肩の張りと痛みと頭痛や微熱です。誰もがよくある症状で自分だけじゃない、まだ頑張れる、まだできる。と、日常生活の中で当たり前の状態になります。そして、”心”が、”気持ち”が疲れてしまいます。

 

◇なぜ、”心の病”なのか?

身体の状態は、人に伝えやすく病気もハッキリできます。でも、原因が形にならない、分からない、人に伝えられない状態は、“病は気から”というように日本人は特に考えます。頑張り屋な人は、体の不調は何とかなると人に見せずに気づいたときには、心も身体も限界になってうつ病という病気になります。

 

◇うつ病に心は関係ないのかということ

もちろん、心も病気に関係あります。でも、「自分が悪いから、自分が何とかしないと」「みんな頑張っているから自分もやらないと」など自分自身を追い詰める結果が身体状態に出てきていることもあります。その、身体の「もう休んで」という訴えを無視し続けてしまうことが、さらに心に影響していきます。

 

◇自分の心が弱いのではない

「あなたが勝手にそう思っている」「我慢が足りない」「思い込みすぎ、考えすぎ」と人には思えるかもしれません。でも、個人によってできる能力も、受け流せる能力も、感じ方も性格も違います。頑張ってきて、身体が辛くても、心がしんどくても頑張って自分自身の限界が訪れて全身で「もう休憩しよう」と言っているのがうつ病ではないでしょうか。

 

◇私のうつ病

私もうすうすうつ病であることは感じていましたが、「もっと頑張らないと、周りに認めてもらわないと」と思っていました。そして、それがだんだん悪化していくと「自分が悪のかも、何とかしないと」ともっともっと頑張ろうとして、無理をしていました。死ぬことを意識し始めるほどの感情の波と訳も分からず、突然泣くという行為で、病院受診を決めて本当にしんどい時間が続きましたが、自分と向き合う時間にすることができました。
始めに先生からは、とにかく寝ること、休むことを言われました。私は自分が不眠症とその時初めて知りました。ただ、死ぬことを考える日々。死体のように何もせずただ頭の中だけが走馬灯のような速さで物事考え思い出す。薬の副作用にも悩まされる。もう、元には戻れないずっとこのままなんだと心も身体も限界の淵を歩き続けていました。
2年をかけて、薬を使って脳の機能が整えられてくると「なんだ、自分が悪いわけじゃない」と思えるようになり。「もう、今は休むとき。」と決めました。まだ、完治してはいません。でも、心の病ではないということが今の私にははっきり思うことです。